
古谷 拳一
ファゴット(クラシック・オーケストラ)
第38回若い芽のαコンサート出演(令和7年)
1994年生まれ、千葉県船橋市出身。
 9歳でファゴットと出会い、千葉県立幕張総合高等学校を経て、東京藝術大学に進学。在学中にアカンサス賞および同声会賞を受賞し、同大学を卒業。
 その後、スイス文化庁の奨学生としてチューリッヒ芸術大学大学院に進学し、ソリストコースを満場一致の最高点で修了。留学中にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン・アカデミーのオーディションに合格。日本ツアーやジルベスター・コンサートなどで、ベルリン・フィルの一員として演奏を行った。
 室内楽では、木管五重奏「Pacific Quintet」のメンバーとしてハンス・アイスラー音楽大学(ベルリン)室内楽科を修了。
 現在は、読売日本交響楽団首席ファゴット奏者およびJapan National Orchestraメンバーとして活躍している。
 主な受賞歴に、スイス・ムーリ国際ファゴットコンクール優勝、プラハの春国際音楽コンクール第2位、Pacific Quintetとしてはミュンヘン国際音楽コンクール第2位・聴衆賞、カール・ニールセン国際コンクール第2位、Sound & Explanationコンクール優勝など、ソリスト・室内楽の両面で優れた実績を残している。
 これまでに、ドイツ文化財団、スイス文化庁、キーファー=ハブリッツェル財団、ヤマハ音楽振興会より奨学金を授与された。
