金澤 桃子

声楽(メゾ・ソプラノ)

東総の第九2016ソプラノソリスト出演(平成28年度)

東京都出身。国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業、東京学芸大学大学院音楽教育専攻声楽コース修了。2010年に渡仏、国立パリ地方音楽院コンサーティスト課程入学。三年の研鑽を経て審査員満場一致の優秀賞でディプロマ取得。
同大学主催のソロ・室内楽定期演奏会、卒業演奏会出演。大学院では「こうもり」オルロフスキー、「イル・トロヴァトーレ」アズチェーナ、ベートーヴェン「第九」アルトソリスト等を務める。渡仏後は、「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「ジャンニ・スキッキ」ツィータ役等のオペラに出演。その他にも、パリ・アベス劇場にてベリオ「フォークソングス」、マッシーオペラ主催「マニフィカート」、パリChoeur Interuniversitaire主催ヴィヴァルディ「グローリア」等数々のコンサートでアルトソリストを務め、オーケストラと共演。
2014年には、アラン・ガリショー氏監督、演出の下で「セビリヤの理髪師」ロジーナ役を好演する。また、パンティコーザ音楽フェスティバル主催のテレサ・ベルガンサ氏マスタークラスに受講生として選抜され、ディプロマ取得。ガラコンサートに出演し、スペインの音楽メディアから好評を博す。2015年には、小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ「子供と魔法」子供役出演。同年から3年に渡って年セイジ・オザワ 松本フェスティバル同オペラ子供役で出演する。また、EUROVOX主催ヤング・プロフェッショナル・プログラムにフランス代表として参加、リガ夏至祭コンサートに出演を果たす。2016年小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ「こうもり」オルロフスキー役出演。2017年には二期会本公演「ばらの騎士」に3人の孤児役で出演し、二期会デビューを果たす。今後は小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ「ジャンニ・スキッキ」ラ・チェスカ役が決まっている。
オペラの出演の他にも、様々なコンサートのソリストとして活躍を続けている。平成28年度東村山フレッシュコンサートオーディション合格、出演するほか、「東総の第九2016」アルトソリスト、2017年宇名月モーツアルト音楽祭スペシャルコンサート「レクイエム」アルトソリスト役を務める。また、2016年から2年連続マレーシア・ペナンにてIWA主催のリサイタルに出演するなど、国内外で精力的に活躍の場を広げている。2018年からは文化庁在外研修員として渡仏予定。
2012年レオポルド・べラン国際音楽コンクール声楽部門第一位。2017年UPMCFコンクールオヌール賞受賞。他、フランス国内の数々のコンクールで入賞。第36回コンセール・ヴィヴァン新人オーディション優秀賞受賞。
これまでに大石正治、牧山静江、黒田博、鎌田直純、近藤富佐子、P.ブブレ、A.コンスタンタン、T.ベルガンサの各氏に師事。
二期会会員

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